香料とは
香料とは、食品や日用品、化粧品などに香りを与えるために用いられる物質のことです。
香料には植物由来の香りの成分を圧縮、蒸留、抽出して得られる「天然香料」と、化学反応によって人工的につくられる「合成香料」があります。
「天然香料」と「合成香料」を混ぜて、目的の香料を作り出すことを「調合」といい、調合でつくられた香料のことを「調合香料」といいます。
天然香料
食品に使われることが多いため、食品衛生法で「動植物より得られる物又はその混合物で、食品の着香の目的で使用される添加物」と定義され、使用できる約600品目の動植物名が例示として天然香料基原物質リスト」(平成22年消食法第337号別添2)に記載されています。
ジャスミンやグレープフルーツ、ペパーミントといった花、果実、種子などの植物由来のものが多いです。
動物性の天然香料としては、カツオブシ、カニ、タマゴなど規定されているのが面白いですね。
合成香料
化学反応を利用して作った香料のことです。
原料は自然界のものから芳香物質を取り出して作ったものと、石油系の原料から作られたものに分類可能ですが、香り物質を得ることさえできれば、原料に制限はありません。
天然香料に比べ、品質にばらつきがなく大量に入手することが可能なので安価に供給することができます。
3,000種類以上もの合成香料がありますが、食品香料として使用可能なものは、132品目18類しかありません。
フレーバーとフレグランス
食品に使うことができる香料のことを「フレーバー」といいます。
香料を使うことによって、風味を豊かにし、食品をよりおいしく感じることができます。また、加工の段階で失われてしまう風味を補う役目もあります。
- ジュース
- アメ、ガム
- 漬物など
食品以外に使われている香料を「フレグランス」といいます。
香水や芳香剤といったリラックス効果、日常を豊かにする目的で使われます。
- 香水
- 入浴剤
- せっけん、洗剤など
芹沢薬品では、香料の選定、取扱いも対応可能です。
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